1 起て 飢えたる者よ 今ぞ日は近し
はらから
さめよ 我が同胞 暁は来ぬ
暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて
海をへだてつ われら
かいな
腕むすびゆく
いざ たたかわん いざ
ふるいたて いざ
インターナショナル
われらがもの
いざ たたかわん いざ
ふるいたて いざ
インターナショナル
われらがもの
2 聞け われらが雄叫び
天地とどろきて
屍越ゆるわが旗 行手を守る
かいな
圧政の壁破りて 固きわが腕
今ぞ高くかかげん
わが勝利の旗
いざ たたかわん いざ
ふるいたて いざ
インターナショナル
われらがもの
いざ たたかわん いざ
ふるいたて いざ
インターナショナル
われらがもの
寸評 言わずとしれた左翼思想の代表的な歌。左翼運動、学生運動の衰退とともに殆ど聞く機会は失われています。以前、中核派か何かの細胞が飲屋街で歌っていたのを聞きましたが、それっきりです。また歌そのものも、どういうわけか歌詞だけは容易に手にはいるのに、譜面の方はなかなか手に入りませんでした。おそらくまともに流通しているのは、一冊だけでしょう。蓄音盤もあるらしいのですが、まだ入手していません。余談ですが映画「ダウンタウンヒーローズ」に一場面だけ「インターナショナル」が流れていたのは隠れた事実です(だからどうしたと突っ込まないように)。
暴虐の雲 光をおおい
敵の嵐は荒れくるう
ひるまず進め
われらが友よ
敵の鉄鎖をうちくだけ
自由の火柱輝かしく
頭上高く燃えたちぬ
今や最後の戦いに
勝利の旗はひらめかん
起て はらからよ
行け戦いに
聖なる血にまみれよ
砦の上にわれらが世界
築き固めよ勇ましく
寸評 「インターナショナル」ほど有名ではありませんが、運動を体験した世代には忘れられない歌のようで、意外なところでぽろぽろと見つかったりします。最近では鹿砦社(ジャニーズ系暴露本で有名)の本にも少し出てきました。映画「怒りを歌え」にも使われていたはずで、私はこの映画の紹介フィルムで知りました。日本人的感覚にあった曲で、時代と時を得れば、「インターナショナル」以上に有名になったのではないでしょうか。
読者のキヌガワさんからの情報ではショスタコービッチの交響曲第十一番「1905年」の第四楽章に使われているとのことです。情報ありがとうございます。
1 正義にもゆるたたかいに 雄々しき君は倒れぬ
血に汚れたる敵の手に 君はたたかい倒れぬ
プロレタリアの旗のため
プロレタリアの旗のため
踏みにじられし民衆に 命を君は捧げぬ
2 冷たき石の牢獄に 生ける日君はとらわれ
恐れず君は白刃の 嵐をつきて進みぬ
プロレタリアの旗のため
プロレタリアの旗のため
重き鎖をひびかせて 同志は今や去りゆきぬ
3 真黒き夜の闇はあけ 勝利のあしたは今や来ぬ
倒れし君のしかばねを われらは越えて進みなん
時は来ぬいざ復讐へ
時は来ぬいざ復讐へ
わが旗赤く空に燃え 勝利の明日今や来ぬ
寸評 はっきり言って殆ど知りません。譜面を見る限り、歌いづらそうな歌です。でも旋律がきれいなので、載せてみました。これも先のショスタコービッチ「1905年」の第三楽章に使われています。どうやら葬送行進曲らしいです。
1 同志よ固く結べ 生死をともにせん
いかなる迫害にも あくまで屈せず
われらは若き兵士 プロレタリアの
2 固き敵の守りよ 身もて打ちくだけ
血潮に赤く輝く 旗をわが前に
われらは若き兵士 プロレタリアの
3 打ち進む赤旗を 血潮もて燃やせ
爆破せよ心臓を 暴虐の敵を
われらは若き兵士 プロレタリアの
4 朝焼けの空仰げ 勝利近づけり
搾取なき自由の国 闘いとらん
われらは若き兵士 プロレタリアの
5 暴虐の敵すべて 地にひれ伏すまで
真紅の旗を前に 闘い進まん
われらは若き兵士 プロレタリアの
寸評 これもよく知りませんが、「開けゆく歴史」と友に戦前から歌われてきた歌のようです。音域が狭いので歌いやすいと思います。ただ私が歌うと、「結べ」の部分が2音下がるのは音痴の故でしょうか。歌詞五番は読者の木下さんからの情報により掲載いたしました。ありがとうございます。
学生の歌声に 若き友よ手をのべよ
かがやく太陽青空を ふたたび戦火で乱すな
われらの友情は 原爆あるも断たれず
闘志は火と燃え 平和のために戦わん
団結固く わが行く手を守れ
寸評 これもよく知りません。コサックダンスを踊ってみたくなるような、いかにも露西亜露西亜した旋律です。聞いた話では「全学連の歌」というのもあるらしいのですが、だれかご存じではないでしょうか。あと、この歌には二番があることが先日わかりました。詳しくは連携集をどうぞ。
1 五台山の峰から 済州島まで
森の中をわけ谷を越え
祖国の自由を血で守る
われらは遊撃隊 朝鮮の息子
吹雪をついてつき進む 人民の銃剣
2 星もいてつく山の夜も
岩も灼けつく 洞窟の昼も
人民の旗守り のろしをあげる
われらは遊撃隊 朝鮮の息子
侵略の敵うちくだく 人民の銃剣
寸評 朝鮮での歌。金日成主席死亡の報が流れたとき、何かないかと思って探したら見つかりました。四七抜き音階に短調と、日本人の感覚にあう曲です。これも「インターナショナル」以上に歌われた可能性のあった曲だと思います。
読者のヤマオカさんからの情報によれば、変ロ長調ではないかとの指摘がありました。手元の譜面を見る限りでは、二音低いト短調のようです。早急に調べおきたいと思います。ご指摘ありがとうございます。
1 憎しみのるつぼに赤く灼くる
くろがねの剣を打ち鍛えよ
2 圧制の砦よし固くも
暴虐の嵐よしすさぶとも
3 同士の腕よ固く結び
同士の誓いよ高く胸うち
4 屈辱の歴史その日閉ずる
最後の闘いをたたかいぬかん
5 深紅の旗を見よ屍の
築きなす砦にひるがえる見よ
寸評 露西亜革命の時に歌われた歌で、元は十九世紀末からある歌のようです。曲は、なんだか賛美歌のような感じになってしまいました。
2 妻と子供を家に残して
世界の果てから集まり来しは
一歩も(一歩も)退却(退却)するためならじ
おいらの数は少ないけれど
おいらは(おいらは)戦う(戦う)
為に来たのさ
第七旅団の征くところ
ファシストは滅ぶ(滅ぶ)
第七旅団の征くところ
ファシストは滅ぶ
進め 進め
寸評 西班牙革命時に歌われた歌。今日でもどこぞの大学のとある倶楽部で歌われており、その倶楽部の世界では知らない者はも ぐりとまでいわれるくらい歌われています。但し歌詞はファシスト、コミュニストを滅ぼすようになっています。
2 圧制に悩むえんさの声
闇の呪いを日毎聞く
おいめの鎖 友よいざ断たん
屍こえ血潮の海を行き
矢叫びの嵐に いざ向かわん
3 へだてのとりで堅くとも
暴虐の嵐強くとも
おいめの鎖 友よいざ断たん
屍こえ血潮の海を行き
矢叫びの嵐に いざ向かわん
4 熱き誓は胸に燃えて
赤き血汐はかけめぐる。
おいめの鎖 友よいざ断たん
屍こえ血潮の海を行き
矢叫びの嵐に いざ向かわん
5 輝く勝利はわれらがもの
栄あるいさおはわれらがもの
おいめの鎖 友よいざ断たん
屍こえ血潮の海を行き
矢叫びの嵐に いざ向かわん
寸評 これも戦前から歌われた歌です。曲は欧州のメーデーの曲らしいです。日本では昭和四年に禁止になりました。